マッチングアプリを選ぶ際の重要な項目は次の通りです。
・運営会社
・料金
・会員数
・男女比率
・検索機能
・GPSとPUSH通知
(その他の注意点)
当編集部でマッチングアプリの中から優良なアプリ9つを厳選しました。
上記の項目について、どのような点に注意して選べばよいのか、データを基に解説していきます。
【厳選した優良アプリ9選】
・ペアーズ
・with
・Omiai
・ゼクシィ縁結び
・youbride
・ブライダルネット
・match
・マリッシュ
・タップル
目次
運営会社
マッチングアプリを選ぶ際は運営会社を必ずチェックしましょう。
当編集部が厳選した優良マッチングアプリ9選の運営会社において、上場企業または親会社が上場企業のマッチングアプリを調査しました。
調査日:2021年1月1日
【上場企業が運営】
■ブライダルネット
東証1部上場 株式会社IBJが運営
■Omiai
東証1部上場 株式会社ネットマーケティングが運営
■with(ウィズ)
東証マザーズ上場 株式会社イグニスが運営
【親会社が上場企業】
■youbride
・株式会社Diverseが運営
・親会社は東証1部上場 株式会社IBJ
■Paies(ぺアーズ)
・株式会社エウレカが運営
・親会社は米国NASDAQ上場のMatch Group,Inc.
■match
・マッチ・ドットコムジャパン株式会社が運営
・親会社は米国NASDAQ上場のMatch Group,Inc.
■ゼクシィ縁結び
・株式会社リクルートマーケティングパートナーズが運営
・統括会社である株式会社リクルートの親会社は東証1部上場 株式会社リクルートホールディングス
■タップル(tapple)
・株式会社タップルが運営
・親会社は東証1部上場 株式会社サイバーエージェント
結婚相談所や婚活パーティーに比べて、マッチングアプリは上場企業が運営しているものが多数あります。
掲載したマッチングアプリ以外のほとんどは会社規模が小さかったり、出会い系アプリに関しては素性の知れない怪しい会社もあります。
上場企業が運営しているマッチングアプリがたくさんあるのですから、できればこの中から選びたいものです。
料金
次の表は各マッチングアプリの有料会員登録時にかかる一か月あたりの料金をまとめたものです。
複数月契約となる「3ヶ月」「6ヶ月」「12ヶ月」の料金は1か月あたりの金額が分かりやすいように月額に換算して表示していますが実際の支払い方法は全て一括払いです。
調査日:2020/10/15
この表を見てすぐに気が付くのは、支払い方法によって料金が違うことです。
料金の違い
支払い方法によって料金に差が出るのはAppleとGoogleの集金代行手数料があるためです。
マッチングアプリと婚活サイト(ブラウザ版またはWEBサイト版)を勘違いしている人がたくさんいるのですが、マッチングアプリはアプリであり、それとほぼ同じ内容のブラウザ版があるのをご存知でしょうか?
例えば、マッチングアプリ「ペアーズ」はAppStoreやGooglePlayからアプリをダウンロードして使いますが、実はそれと全く同じような中身でブラウザ(ChromeやIE、Safari等)で使える「ブラウザ版(WEBサイト版)のぺアーズ」があります。ペアーズだけではなく、上の料金表にある全てのマッチングアプリにおいてブラウザ版があります。
アプリ版とブラウザ版の機能の違いは、アプリ版ではGPSとプッシュ通知が使える点と、ブラウザの方が画面が大きくて見やすい点が違う程度で、ほかの機能はほとんど変わらず、プロフィール写真の並んでいる順番すら同じです。
ブラウザ版はクレジットカード決済が基本で、アプリのようにAppleとGoogleの集金代行手数料が上乗せにならない分だけクレジットカード決済は安くなっています。
【WEBサイト版(ブラウザ版)】と【アプリ版】の違い
WEBサイト版はPC・タブレット・スマホのどれでも、ブラウザを使えば利用できます。
アプリ版はスマホやタブレットでダウンロードして使います。
基本的にクレジットカード決済は安く、アプリ内課金のApple ID決済とGoogle Play決済は高いと覚えて下さい。
AppleとGoogleが決済代行をしているため、代行手数料が上乗せになるからです。
ただし、Google Playの場合はアプリ内課金とクレジットカード決済が選べるようになっていて、クレジットカードで決済できるなら安くなります。
GooglePlayにクレジット決済を紐づけていない方は残念ながらGooglePlay決済のため料金は高くなります。
iPhoneの方はアプリ版だと強制的にAppleID決済になるため高くなります。
どうしても安い方がいいのであればWEBサイト版のクレジットカード決済を選べばいいのですが、アプリ版は非常に使いやすいので、料金と使いやすさを比較してどちらにするのか決めましょう。
マッチングアプリ月額料金
・ペアーズ
女性は無料。
日本最大級の会員を誇るアプリとしては料金が非常に安い。
複数月契約の割引率も非常に高い。
・with
女性は無料。
会員数ではぺアーズに及ばないもの、安いと言える。
複数月契約の割引率も高い。
・Omiai
女性無料。
1か月と3か月契約は高めだが、6か月契約が異様に安い。
複数月契約をしようとしている会員が3ヶ月にするか6か月にするか悩んだ時に、6か月に誘導する料金設定になっている。
・ゼクシィ縁結び
女性も男性と同額。
料金は高い。
複数月契約をしても他社と比べて割引率が低い。
料金が高いので違うアプリにするかゼクシィの安心感を取るかの選択になる。
・youbride
女性も男性と同額。
中間的な料金。
しかしオプション加入しなくても通常の有料会員で使える機能が多数あり、それも考慮するとかなりお得感がある料金設定となっている。
・ブライダルネット
女性も男性と同額。
料金は高い。
オプション会員が最初から無いため、youbrideと同様に追加課金がなく、月額料金を払えば自由に活動ができる。
複数月契約もお得感がないが、1部上場企業の運営だと考えれば納得がいく料金。
・match
女性も男性と同額。
料金は高い。
料金体系が少し複雑で、しっかりと調べてから登録したほうがいい。
・マリッシュ
女性無料。
安い。
ただし、オプション加入しないと有料会員登録だけでは利用できない機能も多い。
使い勝手は多少我慢して、料金の安さを重視したい人におすすめ。
再婚・訳あり・シンママが多数登録。
・タップル
女性は無料。
料金は安め。
オプション会員登録しないと、ただの有料会員登録だけでは他のアプリと同等の機能は使えない。
しかし使い方が若者向けの仕様のため、気軽な出会いを重視しているため、有料会員だけでも充分楽しめる。
会員数
実際のアプリで会員を検索したときに表示される人数
マッチングアプリで何の条件も指定せずに会員検索を実行すると、そのアプリに登録されている全ての登録会員が表示されます。
しかし検索結果でヒットした人数を1人単位で表示してくれるアプリは200種類以上あるマッチングアプリからすると、上表に示した通りほんの一握りのアプリだけです。
検索結果人数を表示するアプリは会員数が多いことで知られる有名なアプリに集中していることから、会員数を表示するのは自信がある表れであり、会員数の少ないアプリは人数を表示したくないのが本音と考えた方が良いでしょう。例外として、「Omiai」と「タップル」は非常に会員数が多いにもかかわらず人数を表示していません。
人数表示をしなくても「累計会員数」は公表しているアプリがいくつかあります。
※Omiaiの500万人は2019年12月時点
累計会員数はこれまでに登録された累計の会員数であり、現在活動している会員数とは違います。
累計会員数についての定義をはっきりと公開している企業がほとんどないため、ここでは明言を避けますが、退会した会員数も含めていると考えられます。
アプリリリースの歴史が長ければ累計も多くなりますので、累計会員数が多いことは一つの信用と言ってよいでしょう。
Omiaiとタップルの活動中の会員数はyoubrideよりはるかに多いことは様々な調査によって判明しています。
ココに注意
男女比率
マッチングアプリにおいて男女比率は必ず知っておきたい情報です。
婚活パーティーを想像してみてください。婚活パーティーは基本的に男性と女性の参加人数を1:1で開催するのが主催者の目標です。
主催者は男性が多くなりそうだと思われるパーティーの男性料金は高く、女性が多くなりそうだと思われるパーティーは女性の料金を予め高めに設定します。
婚活パーティーに何度も参加したことがある人は知っていると思いますが、慣れてくると各パーティーのパーティー名、男女別の参加条件年齢、年収や職業の参加条件等を見ただけで男性が多くなりそうか女性が多くなりそうか予想できるようになります。
しかし、予想に反して異性が少ないパーティーに遭遇した経験がある人も多いでしょう。
基本的には婚活パーティーは主催者がある程度男女バランスを調整してしまうため、基本的には世の中の男性と女性の比率のままです。
ところがマッチングアプリや結婚相談所は登録されている男女別の会員数がそのまま分母となってしまいます。
仮に男性6割、女性4割の比率のマッチングアプリがあるとして、男性が女性を探すとします。
このマッチングアプリでは、同じ条件の女性を狙っているライバル男性が現実社会の1.5倍もいる状態です。婚活パーティーとの決定的な違いがそこにあります。
よく無人島に漂着した話に例えるのですが、婚活パーティーは男性10名と女性10名が無人島に漂着した状態、マッチングアプリは男性10名に対し女性は6名しか漂着しなかったと考えれば、この先どのようなことが起きるのかは容易に想像がつくはずです。
マッチングアプリは異性の比率が高いアプリを選ばないと苦戦する可能性が高くなり、異性の比率が高ければバーチャルなモテモテ状態に入ることができるのです。
婚活パーティーより男女比率の重要性が高いことがお判りいただけたと思います。
2020.05.08調査
マッチングアプリの男女比率は「ブライダルネット」のように女性が多いのは珍しく、男性が多いのが普通です。
異性の比率が低いマッチングアプリは同性のライバルが多いと考えた方がよいでしょう。
年齢層
下表は各マッチングアプリの年齢層を調査した表です。
初めてマッチングアプリに触れる方は、まさかここまで差があるとは知らないかったと思います。
会員数を知るのと同時に、年齢層も知っておかないと、自分がターゲットとする異性が少ないこともあるので、上表をよく見て選ぶようにしましょう。
その他注意点
・運営会社
・料金
・会員数
・男女比率
これらはマッチングアプリを選ぶ際に絶対に外してはならない重要な情報です。
しかし予備知識として知っておきたいことがいくつかあります。
検索機能
マッチングアプリは異性の相手を選ぶときに、自分で検索条件を設定し、自分で相手を絞り込んでいきます。
例えばこれは「with(ウィズ)」で設定できる検索条件の一覧です。
(女性会員は無料で利用でき、女性のオプション会員「VIPオプション」加入は有料)
無料会員、有料会員、オプション会員と、会員ステータスによって、使える機能が変わってきます。
これは検索機能が非常に充実している「youbride(ユーブライド)」で設定できる検索条件の一覧です。
マッチングアプリはそれぞれ、検索条件に設定できる項目に特色があり、会員ステータス別に利用できる機能も変わってきます。
一般的には
・無料会員=「お試し」的な会員ステータスで、マッチングしてもメッセージのやりとりができない
・有料会員=多くの機能が使えるようになるが、一部使えない機能がある
・オプション会員=全ての機能が使えるようになる
上に挙げたyoubrideは有料会員とオプション会員の差がほとんどない珍しいアプリで、有料会員登録をしただけでほとんどの機能が利用できます。
下の表は転載防止のため低解像度にしてありますが、当編集部が独自に各マッチングアプリの検索条件設定できる項目を調査した一覧表です。
「●」が使える機能になっており、共通してどのアプリでも使える人気の検索条件もありますが、各マッチングアプリ独自の条件も多数あることが分かります。
マッチングアプリを選ぶ際に優先して比較したいのはやはり先に挙げた運営会社、料金、会員数、男女比等の重要な項目ですが、その次に比較しておきたいのがこの検索機能です。
GPSとプッシュ通知
上場企業や大きな会社が運営してるマッチングアプリのほとんどは、アプリ名と全く同じ名前でWEBサイト版(ブラウザ版)も提供しています。
というより、サイト版の方が先にリリースされていて、後からアプリブームに乗ってマッチングアプリをリリースした会社の方が多いのです。
ペアーズのアプリ版はGPSを使った距離検索(自分からの指定距離内にいる相手を検索ができる)ができますがこれが非常に便利です。WEBサイト版では距離検索はできません。
また、アプリ版のPUSH通知はタイムラグがなくすぐに通知されるため、相手から「いいね!」が来た時もリアルタイムに通知されます。
メールでは若干の遅れがあることも多く、そのタッチの差で他のライバルに先を越されることもあり、アプリの方が色々な面で優れていると言えるでしょう。
アプリ版とWEBサイト版の違い
アプリ版とWEBサイト版を比較すると、ほぼ同じとは言え、感覚的ですが約97%同じという感じです。
検索機能の一部でアプリ版ではフリーワード検索が使えるものや、アプリ版では無料で「いいね!」が送れるチャンスタイムが多いなど、アプリの方がなにかと優遇されている傾向にあります。
マッチングアプリの選び方 まとめ
料金の違いばかりに注目してしまうと失敗します。
料金が高いのかどうかは、そのアプリの運営会社、会員数、男女比率、年齢層、検索機能などの違いを知り、その上で料金が高いのか安いのかを判断するべきです。
またマッチングアプリは複数月の契約が割り引かれるのが一般的なので、しっかりと調べてから無料登録し、良さそうならまずは1ヶ月有料登録してみて、その上で「本当に良いアプリ」だと納得してから複数月の契約をすれば何割もお得な料金で利用できます。
年間で何万円も払うのですから、しっかりと下調べをしてから、自分の目的や年齢にあったマッチングアプリを選ぶようにしましょう。